来週から始まる展示会に向けて毎日製作をしています。
ワンピース、シャツ、コート・・・も仕上がっています。
さて、本日はいまさらながら「リトアニアリネン」について。
harubeでは昨年よりリトアニアのSiulasという会社からリネンを輸入して服を作っています。
最初に送って頂いたたくさんの生地サンプルから色を選んで、
あとはメールで注文をして送ってもらっています。
そのメールのやりとりで今回初めて分かったことがありました。
リネン~フラックスという植物の繊維からできている生地なのですが
リトアニアはこのフラックスの一大産地・・・・だと思っていました。
しかし、リトアニアには今はもうスラックスの農家はないとのことでした。
では、何が「リトアニア」なのか・・・
と思い、Siulasの方に色々と聞いて、また自分でいくつか調べて
「リトアニアリネン」についてまとめました。
いずれharubeのホームページの方にもアップしようと思っています。
<リトアニアリネンについて> 薄紫の花をつけるアマ科の植物フラックスの茎の繊維から糸を紡ぎ織った生地をリネンといい、 ヨーロッパの北東部に位置するリトアニアで作られているリネンをリトアニアリネンといいます。 リトアニアは、古くからフラックスの栽培と品質の良いリネンを生産することで有名でした。 しかし、近年はフラックを栽培する農家もなくなり、近隣諸国から原材料を輸入し、リネンやリネン製品を作っています。 harubeでは、2013年より一部の生地を除き、リトアニア最古のリネン工場であるSIULAS社よりリネンを輸入して服を作っています。 SIULAS社は、細い糸のためには長い茎のフラックスを、太い糸のためには短い茎のものを・・と言うように、 どの国からフラックスを買ったかということではなく、糸の太さによって厚さの違うリネンに仕上げています。 もちろん、天然のフラックスの繊維の色は気候条件や同じ時期であっても仕入れる国によって異なります。 SIULAS社では、リトアニアでフラックスの生産が行われなくなった現在でも、ポーランド、ベルギー、ウクライナ、フランスから原材料を輸入し、 昔からのリネンに関する豊富な知識と生産技術により、今なお他のヨーロッパの製品と鎬を削っています。
長い歴史と伝統のあるリトアニアリネン、そして、毎回海を渡ってやってくるリトアニアリネン、
これからも大切に、大切に使って、そして、一枚一枚丁寧にharube服を作っていこうと思います。
ということで、来週からの展示会、
みなさまのお越しをお待ちしております。
今日は、長かったですね・・・(笑)